オタク大学生の日記

愚痴の置き場(あと色々実験したりする場)

「本」についての話

ここ2,3日本にまつわる内容の小説を読んでたら色々浮かんだのと、これからこういうことができるのか分からないので間隔を開けずに書いてます。

 

最近読んでる本の話

 ここ2,3日の間そこそこ前に買ったビブリア古書堂の事件手帖を読み進めてました。映画化するという話は知っていたんですが、とっくに公開して4月の下旬にDVDが発売されるそうですね。知らんかった。

自分が本をそんなに読まない人間なので本の内容やその価値、またその作者の話が出てくるたびに新しいことを教えてもらっているようでとても好きな作品です。本、特に古書をめぐって様々な人やその人の思いを知り、その人たちの歴史に触れていくそんな作品だとかなんとか。

まあよくいるオタクの一人なので基本的には栞子さん目当てで読んでると言えなくもないのですけど(-_-;)

とはいっても魅力的な人物は多く登場するので気づいたら皆好きになっていました。好きになれない人たちは数人しますがそれはそれ。個人的には坂口しのぶさんがけっこうすきだったりします。もっとのろけろ

話の流れとしてはこの栞子さんが店主のビブリア古書堂に来た人が古書に関する相談を持ち掛け、それを彼女とアルバイトである五浦大輔さんが解決していく感じです。

話の内容を解説しても仕方ないので感想のようなものを。

実際にそんなことを考えながら読んでいたわけではないんですが話の舞台と言い、出てくる本が実在しているものであるということと言い、なんとなく身近なものに感じていたことがあるのかなと思います。話の舞台である鎌倉とその辺り一体、ちょっと離れて横浜は個人的に縁のある場所ばかりなので情景が浮かびやすくすんなり入ってくる気はしました。そしてこの話のメインでもある「本」に関してですが特別有名な話やなんとなく硬いと感じるものばかりではなく、自分でも読みそうな本が取り上げられることもあるので、一般的に本が好きな人みたいなイメージにあてはまるような人ばかりが登場人物じゃないとことかが余計に読みやすく感じてたのかなと思います。こんな書き方をしてるのは自分がラノベばっかり読むのでそうじゃない小説を硬い感じの話だと勝手に考えてしまうからなんですが。

そして登場人物の少なくとも半分くらいは分野は違えど本に関する知識を持っているため、事あるごとに依頼に関わる本やその作者、そしてその時代の背景についての知識を教えてくれます(もちろん主人公に対して)。そうして知識を得ることで主人公よろしく真相を自分でも考えてみることができ興味を持ったまま話を読むことができていました。読者に対しての説明を含めたものでもあるにしろ他人が自分の好きなものを生き生きと話しているのを聞くのが好きな自分からするとよくよく考えれば非常にあっていたのかなとも思っています。

かなりめんどくさいオタクなので作中で出てくる話を色々読もうとしてるんですが小山清の「落穂拾ひ」は表題の話だけしか読み進められず、「時計じかけのオレンジ」は図書館で見つからず太宰治の「晩年」 もロマネスクしか読めませんでした。まあなんとか他の話にも手を出してみようかとは考えています。

図書館について思ってること

国立国会図書館と聞いて皆さんの頭に初めに浮かぶイメージはどんな感じの図書館でしょうか。僕は本がずらーっとそこかしこに並んでるようなイメージでした。ちなみに友達も似たようなことを思ってました。しかし実際は本の貸し出し予約をしてそれを館内のどこかから取り寄せて利用者に渡すシステムとなっており、ほぼすべての本は利用者からは見ることができない場所に存在していました。普通に考えればほぼすべての本が収められてる図書館なのに誰でも手に取れるようなところに本があったら管理が行き届くわけないんですけどね。

よくあるファンタジー的なものが好きな人間からすればやっぱりロマンを感じずにはいられないです

 

最後に

全員ビブリア古書堂の事件手帖を全巻読め