オタク大学生の日記

愚痴の置き場(あと色々実験したりする場)

ジョーカー観てきた

散々ネットでも話題になっており観に行きたいと思い続けて多分ひと月くらい、

ようやくジョーカーを観てきました。今回はその感想です。

※見当違いなことを書いてるかもしれませんがそれは単純にアメコミをほぼ知らないからです。

 

正直、衝撃の...!みたいな感じで紹介されてたので期待をガンガン裏切って行く感じなのかなと思ってたんですが、言うほどすごいか?って感じではありました。

 ただ面白くなかったわけではないし、こういうのはこういうのでありだなって思います。

 いくつかいいなって感じた部分があるのでそれについて語り?たいなと思います。

 

一つ目がそこまで明るいシーンではないのにコミカルというか楽し気な音楽が流れるところです。

最初の方はいや雰囲気的におかしくね?と思ってたんですがアーサーが吹っ切れた後のシーンで、

自分の人生は喜劇だ、的なセリフを言った後ラストシーンで追いかけっこ()をしてるシーンで明るい曲が流れて個人的にものすごく何とも言えない気持ちになりました。

これってつまるところ自分の人生は喜劇だからひどいことがあっても笑うシーンでしかないってことで本人にとって受け止めたくなかったり、忘れたかったりするけど笑えるよねってことなの...?

って感じで頭の中で早口になってました。自分のやりたかったことして、その結果暴動が起きてるのを見て笑顔になるアーサー、もといジョーカーがほんと好き。

 

2つ目がラストシーンをどう解釈すればいいかで悩むところです。

あのシーン的には夢(妄想)オチ、冒頭よりも前のシーン、暴動よりも後のシーンとか色々受け取れるんだなとネットを観てて思いました。なんか基本的に本編のシーンはあくまでもジョーク、現実ではないという考えが一般的らしいです。知らんけど。

ただそれだとあまりにもアーサーに救いが無いと思ってしまうからなのか、個人的にはこれからやろうとしていることを頭の中で色々考えてて実際にやった、みたいなシーンであってほしいなと思ってます。

なんでこう考えたかというと、時系列的におかしいとは思いますが面談してるシーンの中になんで監禁されてたか分かる?って感じのセリフがあって、アーサー自身精神病院的なところに入れられててもおかしくはない人物であると推測できます。

そのうえでああいったことを考えてたけど、本来の自分を隠してコメディアンになることを目指す一般人として施設を出て過ごしていたんだと思います。...ってことは仮に妄想オチでもああいったことをふとしたきっかけでしでかす人間だから救いが無いなんてことはないのか....?

 

3つ目がジョーカーに影響されて~みたいな論調がちょっと流行ってたことについてです。

ぶっちゃけこれに関しては一つ明確に思うことがあって

ジョーカーみたいなやつが増えるんじゃなくて、ジョーカーに乗っかって好き勝手する一般市民が増えるというかこういうやつばっかりっていう話なのかと思ってます。

自分たちは虐げられていると影響力を持つ人間が言い出し、それに乗っかって気づけば初めのやつがやったことなんてへでもないくらいのことを一般人がやり始める、みたいなやつ。ちょくちょく見るやつですね。

 

最近無敵の人、なんて言われることがありますがああいう人たちの敵意が公的な人間に向くとジョーカーと同じようなことが起こらないとも言えないですよね。というかなんでそこまでは起きないんでしょうね。

 

ところで、最近上間江望さんって方の歌を2つほどitunesで買ってみたんですが今まで聴かなかったことを後悔するレベルでよかったのでこの記事を観た人はとりあえず聴け。