オタク大学生の日記

愚痴の置き場(あと色々実験したりする場)

原作全4巻(?)読んだよ

最近ドはまりしたヴァイオレット・エヴァーガーデンの原作小説が昨日の夕方届いたので、
早速読みました。タイトルに?がついてるのは本にナンバリングが無いからです。

とにもかくにも原作を読んだわけです。
物語というか表現がアニメ同様とても良かったのは語るまでもないのですが、
アニメとはだいぶ違う部分があるんだなと読んでて思いました。
主に次の点です。
1. アニメオリジナルの話がだいぶある
2. 登場するキャラクター自体の違い
3. ヴァイオレットの状態

だから何だという話ではあるんですが、正直物語として同じ話だとも
全然違う話だとも言えるような感じだったのでこうして挙げてます。

まず1についてですが、最初に自分が感じたのはアニメってかなりマイルドというか
綺麗な感じにまとめてあるんだなという印象でした。アニメではヴァイオレットが
感情や愛を理解していく物語、と大雑把に言えばそんな感じですが原作では
そこまでそのテーマが強調されているわけではないのかなと思いました。

もちろん原作でもヴァイオレットが「愛してる」や好きといったことを理解するのは
割と後の方なのであれですが、なんとなくヴァイオレットと出会った人たちがそれでも
生きていくんだと前を向いていく話なんだという印象でした。要はヴァイオレットが
どうこうよりも、ヴァイオレットと出会った人たちの方がある種メインと言えなくも
ないのかなといった感じです。

ただ、上で書いたようにあくまで「ヴァイオレットが出会った」ということがあるため
主役はやはりヴァイオレットの方なのかなとも思います。そもそものタイトルが
ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ですからね。

続いて2ですがまずアニメで出てきたCH郵便社の社員のうち半分がオリジナルでした。
正直以外ではあったのですが、小説の展開的にはまあいなくても話は進みそうなので
あくまでアニメのストーリー的には必要というかいるべき存在という感じです。

加えて加えて原作に登場はしているものの誰だお前ってなったのがカトレアさんですね。
もはや語るまい。あと原作では中佐が少佐だったり社員の大半が元戦闘員みたいな人ばかり
だったり、社長秘書にまでなっちゃう人がいたりとだいぶ違いました。

そこそこ過激な話が多かったせいか個人的には原作のキャラの方が好きかもしれません。

この流れで3です。アニメでいうと3話くらいまでの話のような描写がないため
ヴァイオレットが人の心が分からない、みたいなことがそこまで出てきてません。
加えて人を殺さないことは同じですが、護身用という理由で結構な武器を持ち歩いていたりと
意外と好戦的でした。というか郵便社の人たち全般がそうでした。これはこれでとても好き。

あと一番は小説を読んでる中でそこまでヴァイオレットが変化してきているということを
感じなかったことでしょうか。もしかするとこの部分と、割と戦闘描写が挟まれていたことが
アニメと原作にそこそこ差があると感じた点かもしれません。

作者も戦闘描写好きって書いてましたからね。しょうがないね。
あとはアニメだとヴァイオレットの物語はとても尊いものである、という感じになるのですが
小説だと尊いものではないということではないんですが、もうちょっと身近というか
特別なものではなくある意味ありふれたものなんだという風に感じました。

原作の4冊目の最後にも書かれていたんですが、「呼べばどんなところでも駆けつけてくれる」
その言葉でなんとなく自分も頑張れるような気になりました。

あとお兄さんの方の大佐についてですが、なんだかんだヴァイオレットに対して無関心では
いられず色々言おうとしてしまうとことか、ずっと祈っていたこととかでアニメと違わず
非常に満足でした。

おわり