オタク大学生の日記

愚痴の置き場(あと色々実験したりする場)

キャラクターに幸せになって欲しい病

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンを観に行ってきたよ

段落名の通りです。今週末応用情報あるのにそっちのけで一気見からの映画まで堪能しました。
我ながらあほだなとは思いますが、涙を流しながら見てたことを思えば後悔はしません。

.......あんなに泣くとは正直思ってませんでした。
本編もそうですが、劇場版に至っては開始5分で泣き出す始末。病気かな?

本編の話

突然ですが、本編の話です。この作品についてはちゃんと見る前からそういえば
主人公は義手だったような...くらいのことは知っていました。
まさか両腕が義手とは思わなかった。でもって元軍人、恩人は行方知れず.....
ハードすぎでは?

物語は中佐がヴァイオレットを迎えに来るところから始まりますが、
この時点で早速つらい。中佐がギルベルト少佐について聞かれたときに
その場ではごまかしてしまいます。中佐の感情がポケットに突っ込んだ手の
動きで描かれているのが頭の悪い自分でもどういうことか分かりやすかったです。

その後なんやかんやあって軍人、道具、人形やら色んな表現ができますが感情が
理解できていないことが様々な出来事の中で表現されています。
余談ですが3話でドールの講座が始まる前、先生に覚悟はいいか的なことを聞かれたときに、
了解しました、と言って敬礼しながら立ち上がるところで謎のけいおん感を感じました。
同じ制作会社 + 自分が京アニでがっつり見たのがけいおんしかないからだと思いますが。
あと多分劇場版の話をしたときにまた書きそうな気がしますが、ヴァイオレットがユリスに
つられて( ´∀`)bグッ!ってやるところが最高に好きです。

閑話休題

その講座の後から少しずつ相手の中にある本当に伝えたいことを手紙に書けるようになっていき
自動手記人形としてあれよあれよと成長していきます。この辺に関してはちょっと成長が
早すぎでは...?と思わなくもないですが、スペシャルの話やら物語中の時間の進み方がよくわかって
ない部分もありまあいいかで済んでます。5話で書いてる恋文がえらく詩的だなと思いますが、
スペシャルの内容や本人のインプットのことを考えればまあおかしくはないですね。

続いて手紙ではない仕事の話で今度はヴァイオレット自身のことについて少しずつフォーカスが
向けられていき、遂に7話の終わりでギルベルト少佐が未帰還であることを知ります。
それと確かこの辺りから少佐の兄であるディートフリート大佐がちょくちょく出てきては、
嫌味というか皮肉っぽいことを言ってきます。

確かに最初の印象が良くないのはありますが、置かれている状況を考えると何も不思議ではなく
弟が大事な兄としてはまあ当然というかああなるよねって感じですね。なんせ母親以外には
皮肉っぽいことしか言えないような人ですからね、むしろ行動に移していないだけ下手したら
大人とも言える。自分は本編の時点でかなり好きでしたね(謎の古参アピ)

大佐の話はほどほどにして
その後ヴァイオレットは少佐が帰ってこないことを受け入れられず、また自分のしてきたことに
苦しむことになります。この辺りの話でカトレアがヴァイオレットのしてきたことは仕方がないこと 、
ということを言った後にホッジンズがそれでもしてきたことは消えないと言います。
そして届かなくていい手紙なんてないこと、手紙を、それに込められた思いを待っている人たちがいること、 そしてそんな手紙をもらうということがどんなことなのかを知っていきました。

最後にホッジンズに対して生きていていいのかと問い、彼がしてきたことは消えない、
でも自動手記人形として してきたことも消えないと返しました。
この言葉はなんというか色んな思いが込められているのかなとか勝手に思ってました。

遂に例の10話です。劇場版でも続きというかだいぶ未来の話が描かれてましたね。
ちなみにこの記事書いてる段階で本編2周目を観てたんですが、どの話もよかったですが
この話だけ終盤未来の娘に向けて手紙を書いていたことが分かる前から常にダメージを
受けてました。

初見の時は手紙の相手は誰なんだろうなというところから未来の娘に向けて書いていたことが
分かって泣いてたんですが、2周目の時は先のことが分かっているがゆえに一つ一つのシーンが
なかなかにつらいものでした。分かりやすいところだとアンが母親に対してもうすぐ一人に
なってしまうのだから、今一緒に過ごしてほしいと気持ちをぶつけるところです。

母親は未来の娘を思って手紙を書いているけど、そのことを知らないアンは今を大事にしてほしいと
言いなんだかやるせない気持ちになりました。それとこれを書いてる途中で頭に浮かんだんですが、
ヴァイオレットはこんな気持ちをずっと抱えながらも、ずっと表に出さないようにしていたのかと思うと
余計に苦しくなります。

人の感情が分からないと言われてきた彼女が2人の気持ちを知りながらもそれを決して表に出さずに
仕事を完遂して帰ってくる、それだけで色んな感情が湧いてきます。
ヴァイオレットがずっと泣くのを我慢してましたっていうのがもう...ね?

そしてそんな雰囲気とは打って変わって11話です。
この話から一応終わったとされる戦争について色々と出てきます。
始まりではホッジンズ達にとって敵国であったクトリガルの兵士から依頼が来ます。
しかし半ば戦場とも言える基地からの依頼であったため、自動手記人形達を送ることはできないとして
依頼を断ろうとします。

しかしそれを聞いていたヴァイオレットはホッジンズにそのことを伝えることなく向かってしまい...
という流れです。届かなくていい手紙なんてない、という思いから行動を起こし確かに兵士の思いを
家族と恋人に届けることはできましたが、その兵士自身は帰ってくることができませんでした。

救うことが出来なかったことをヴァイオレットが謝ると兵士の両親は息子を返してくれてありがとうと
伝えます。この戦争では少佐を始め多くの人がその思いを誰に伝えることもなく帰らぬままとなっていて
こうして亡くなった人の思いを知ることが出来ただけでもいい方だというのが
何とも言えない気持ちになりました。

ラスト2話と劇場版のことはもう一回観なおしてから書こうと思います。
もうちょっとで3000文字とか我ながら何やってるんでしょうね。
とはいえ文字に起こすと色々すっきりする。

そういえば曲については全く触れてないや,,,,ぶっちゃけ歌のことしか書けないけど。